References: Museum Celle sampler 1826 (permin of copenhagen), Anna E535, ORNAMENTE 1994/2
Fabric: Permin(Wichelt) 40ct Natural Brown Undyed
Threads: AVAS - Soie Surfine color#586, #109
284W×331H, 1over1

今ステッチ中の復刻サンプラー。5作目のVierlande samplerになります。
3年前にperminのチャートで完成させた後、叶うならいつかもう一度、と思っていました。
perminのチャートと区別するため、名前を仮に"CTNMGS 1826 sampler"としています。

始めたきっかけは、AVAS社のシルク糸 Soie Surfine #586(濃紺色)の入手にさかのぼります。
ネットで見つけた100m巻き、3個あった在庫をそっくりカートに入れました。
糸が届いた後、#586は買い足すことが難しい色だと分かり、
どうせ使うのなら、このサンプラーのために活かそうと思いました。
前回がover2だったので、over1でミニチュアを刺すのも面白そうだと。
そんな始まりです。

-チャートについて-
チャートはKG-Chartで一から作り直しています。
KG-Chartを使った理由は2つ。
一つは、正確なステッチ数を把握して糸が足りるか確認するため。
もう一つは、perminのチャートを部分的に描き直すだけでは修正に困難があったためです。
試算した結果、糸は足りるようです。300mのうち約85%を使うだろうと予測しています。

チャートを作り直すことに決めたいきさつを。
初めはperminのチャートをどう修正したらよいか、オリジナルの写真と見比べていました。
けれど、どうやっても何かが合わない。そこでオリジナルのボーダー周囲を数えました。
オリジナルのカウント数は、上下・左右の組で共に違っていました。
何度か数えてみた結果は、
幅 : 上 284, 下 285
高さ: 左 331, 右 329
数が合わないのは、どこかで1/2目分ずつズレてしまったからだと思います。
たった数目の違いですが、perminのチャートへ山のように微調整を盛り込むよりは、
オリジナルをベースに描き直したほうが早いと思い切りました。
 参考: perminのステッチカウントは、283W×333H
     ※付属の説明書きでは横幅282Wとされていますが、実際のチャート上では283Wでした。

作り直したと言っても誤魔化しが多々あり、不完全さは残っています。
over1で刺すため、上下・左右のズレはどうしようもありません。
また、外枠以外で意図して1/2目ずらして刺してある箇所もover1用に調整しています。
どうしても合わせられない部分は、納得できる範囲に収めてよしとしました。

-刺し始めの頃-


左下から刺し始めました。
ボーダーが右に届くまでは、モチーフを糸1本分ずつ刺して目印にしていました。
何度もボーダーを数えるのが面倒だったのです。
ぽつんと付いている紫の糸は、デザインの中心辺りになります。
折り返し地点の印として付けています。

=付記=
チャートは、私が趣味の範囲で楽しむ目的で作成しました。
配布や公開は一切考えておりません
また、私自身のケースに限ってですが、アンティークサンプラーの復刻チャートを
作成・ステッチすることに法的問題がないことを事前に確認しています。

倫理面で腑に落ちない方がいらっしゃることは想定しています。
この点は、議論が深まることはあっても、合意に至るのは難しい問題だと考えています。
対話を拒絶するつもりはありません。けれども、真っ向から論じ合うのも気が進みません。
甚だ勝手なお願いではありますが、そっとしておいていただければ幸いです。
+++
【WIP】work in progress / 進行中・刺しかけ (の作品)
個人ルールとして、WIPは基本2つまで、例外があっても3つまでにしています。
現在のWIPはこれ1つ。季節のデザインを刺したいときや、
大物をステッチ中に気分転換したいときに、小さなサイズの物を掛け持ちしています。
ついでながら、進行中ではない刺しかけはUFOと呼ぶようです。

【UFO】unfinished object / 未完成作品
これがあると、急き立てられるような気がして精神衛生上よろしくないので、
できるだけ作らないようにしています。現在0個。

【KG-Chart】 KG-Chart for Cross Stitch
クロスステッチ図案作成ソフト。開発者は、生田圭司氏。
フリー版も提供されていて、本当に有り難いツールです。
例えば、サンプラーのイニシャルを自分用に少しアレンジする際、
一部分を入力してバランスを見るのにも重宝しています。