Designer: gazette94 (Free chart) 
Fabric: Permin(Wichelt) 40ct Lambswool
Thread: Fibers to Dye For - Blue Murder
84W×87H, 1over2

途中経過なしで完成。2つ目のハート。
リンク先の記事タイトルは、"2011 , ANNEE DU LAPIN.."。翻訳結果は「2011, うさぎの年」…卯年!
うさぎに絡んで十二支が出てくるとは意外でした。
フランスは十二支のユーロ記念硬貨を発行しているようです。これにも驚きました。
ところで、四季のハートのうち、春だけgazette94さんがステッチされた糸とチャートの色が違っています。
あえて「青い春」にされたのだとしたら面白いかも、と思いました。
十二支は五行思想と関連があり、卯に対応する五行は「木(もく)」。「木」に当たる季節は春、色は青になります。

色落ちするかどうか、アイロン前にわざと霧吹きをしてみました。結果、今回は色落ちなしでした。
ただ、糸のタグ裏には「色落ちしない保証はない」旨が書いてあります。
事前に糸くずを水に浸けたりして、激しく色落ちしないことを確認しています。念のため。

2箇所に付けている紫の糸は、中心と余白の目印です。
秋のハートでは、各余白を3センチ取っていました。今回は印を付けるときにうっかり。
上の余白だけを3.5センチに増やすつもりが、右まで増やして中心がズレています。
次からは余白の印を省略します。手を抜く方法を思いついたので、開始位置までカウントしません。
新しい布の上に5ミリずらして春の布を重ね、刺し始め位置を直に貫くつもりです。びばずぼら。

=糸の感想メモ=
Fibers to Dye Forは、今回初めて使用。好みの糸に分類されました。
実際にステッチすると、糸だけ見ていたときとは全く印象が異なります。
刺す前は、妙に白みがかっていて、糸の撚りがはっきり見える糸だと思っていました。
刺してみて、白いと思っていたのはシルクの光沢だと分かりました。
同じシルクのツヤでも、Au Ver a SoieのSoie d'Algerとは違った見え方だと感じます。
また、手染めによる緩やかな色ムラには、完全な単色の糸にはない趣きがあります。

あらかじめ1.2メートルにカットされていた糸なので、2等分して1本60センチでステッチしました。
3等分40センチにしなかったのは、等分と糸始末の回数が手間だったからです。
普段、刺す糸の長さは50センチにしています。10センチ増えただけで、とても違和感がありました。
刺し始めは意識して下側のハーフクロス・ステッチを心もち強めに引いておかないと、
上側を刺したときに、下側が潰れて歪んでしまいました。そんな訳で、最初の列は刺し直しに。
おそらく、私は手がゆるい(糸の引き切りが弱い)方だと思います。
少々気を使う必要はありましたが、いつもとは違う分 脳へのいい刺激になったと思います。

この糸、まだ他に2色持っています。
これまでは、さほど積極的に使う気になれませんでした。今は「財庫」に格上げされた気がします。
消費するのはまだ先になりますが、何を刺そうか考える楽しみができました。

-覚え書き-
残りは4本×1.2メートル。