"'Tis Red" by La-D-Da (Lori Markovic) / JCS Christmas Ornaments 2010

仕立ての練習作、1つ目。裏布は、MOTTAINAI余白を使いました。
正直とても緊張しながらの作業でした。水面下では山あり谷あり。わはは。

手順やコツが、今ひとつよく分からない所からのスタート。
かかった時間の9割方は「エアお仕立て」。工程を、考えたり調べたり試行錯誤したり。
どうやら、完成形から一手順ずつ巻き戻して「こうしたら失敗しそう/成功しそう」を考えておくと、
大失敗には至らないようです。思いの外ちゃんと仕上がったことにびっくり。エア段階で、山ほど失敗した甲斐がありました。
実際に手を動かし始めると、少しずつ先が見えて楽しく作業が進みました。

=覚え書き= 
※仕立て「超」初心者です。念のため。

-作業現場-
 (【】内の数字は、下記の工程メモと連動。)
(1/8)最初にバック・ステッチ。布の端処理をして、余分をカット。【1】~【3】


(2/8)厚紙、不織布をカットして、貼り合わせ。【4】


(3/8)折って、中に入れて、また折って。【6】


(4/8)縫い合わせ。糸始末は、玉止め部分を布に「ぷち」っとくぐらせ。【6】


(5/8)両端から縫い合わせ。糸始末部分を隠して、中央の完成。【6】


(6/8)コードを待ち針で仮留めして、縫い付け。【7】 (コードの太さ、本数を確認中。【5】)


(7/8)四隅を巻き、コードの3方を切って、ほぐす。糸を伸ばしてから端を切り揃え。【7】


(8/8)完成。Feliz Navidad!まであと11か月足らず。おそまつさまでした。


-工程メモ-
【1】内周、一辺48目分をバック・ステッチで一周。刺繍糸1本取り。
  # 内周BSは、最後にコードを付けるための足がかりになる。
  # BS開始位置(糸の始末場所)は角を避ける。なんとなく。
  # デザイン端からBSまでの各余白は2.5目。48= 43+(2.5×2)
   「外周」を「2つに折って」はぎ合わせる都合上「偶数」48とした。

【2】続けて、外周をバック・ステッチで一周。斜め方向に各48目。
  # 同じく、刺し始め位置は角を避ける。

【3】断つ位置に「ほつれ止めピケ」を塗り、乾いてから不要部分の布を断つ。
  # 仮に折り合せて不要部分を事前に確認。仕立て時に厚みが出すぎないように。
  # ピケ使用時は、下に適当な紙を敷く。物干しハンガーの洗濯バサミに挟んで乾燥。

【4】内側に入れる厚紙&不織布(表・裏)をカットし、貼り合わせる。
  # サイズは、内周BSより「一回り小さく」。今回は縦横マイナス2ミリ。
  # 不織布を切る際は、厚紙をガイドに。

【5】コードを作る。
  # 太さを仮合わせして本数を決める。刺繍糸4本。Z撚りに。
  # 使用した刺繍糸の長さは、コードの長さの約3倍×撚りの本数4
   560センチ= 70(*)× 2<折り曲げ分> ×4本 
    (*)70 ≒ 46センチ(コードの必要長)×1.5
    46=(4×6センチ)+10センチ+(3×4センチ)
    内訳明細:24センチ/4辺×6, 10センチ/上部, 12センチ/残り3方×4
  # 撚ったコードの使用可能な長さ(両端の結び目含まず)は約50センチ。
  # 撚る際、開始長さの2/3になる位置(壁)にマスキングテープで目印を付ける。
   実際に撚れたのは、2/3よりも少々長い位置まで。この後、2つに折り曲げ。

【6】中央部分の組み立て。
 【4】を内側に入れ、外周BS1辺を2つ折りにして糸で閉じ、次に向かいの辺を閉じる。
  # 刺繍糸1本で巻きかがり。糸始末は玉止め。布の内側へ引き抜く。
  # 玉止めを「ぷち」っと引き抜いた後は、引き気味にして布のキワで糸を切る。
  # 閉じた後から布余白を押し込む必要がないように折っておく。折り紙の要領。
 完全に裏側を閉じる。
  # それぞれ角から開始。中央をふさぐために、糸を行き違いさせてから始末。
  # 玉止めを引き抜く際は「ぶち」っと厳禁。

【7】コードを取り付け。整える。
  # 縫い付けの前に、待ち針を打つ。納得できるまで何度でも。定規必須。目盛り付きカッティングマットでも可。
  # 縫い付け後、四隅を巻いて、左右の輪を切る。下方は結び目を切る。
  # 切った部分をほぐす。手でほぐした後は、針先や櫛を使って。
  # 房部分を湿らせてアイロンで真っ直ぐに伸ばす。色落ちする糸は要注意。
  # 紙でガイドを作り、3方の先端をカット。

-雑記-
・使用した針は、クロスステッチ用28号。
・仕立てに使用した刺繍糸は、DMC#777。
・外周BS、閉じ合わせ用の糸は、布に近い色を選ぶと目立たずに済む。
・コード用の刺繍糸は「必要な長さ×3倍+α」で切る。
 今回はうっかり1.5倍で切断。切ると結び目分の長さがムダになる。
 3倍では余裕がないため+αが必要。
・四隅を巻いた糸のうち、上部以外は糸を切る必要なし。
 今回は、下方のみ切らず。最後の先端カット時にまとめて切ればOK。